「ゲームクリエイターに必要な資格はあるんだろうか」と悩んでいませんか。
実はお医者さんや弁護士さんとは違って、「必須な資格」はありません。
ゲーム企業が採用してくれれば、あなたは「ゲームクリエイター」です。
ゲーム業界の採用基準は実力・実績重視。履歴書の学歴や資格は全く関係ない「特殊な業界」です。
とはいえ未経験者・新卒者にとって、資格は「スキルアップの特効薬」なので大変重要です。
本記事では、ゲームクリエイターに関する資格を「3つに分類」して解説します。
この記事の内容は、私のIT専門学校ゲームコースの実例・来校されたゲームクリエイターさんから聞いた「採用したい人材像」に基づいています。「ゲーム企業さんから聞いた作品戦略」と「クリエイターになる最短手順4つ」解説しますので、ぜひ参考にしてください。
「本気でゲーム業界に入りたい!」と真剣に考えている方にこそ読んで頂きたいです。
ゲームのエンディングに
名前載りたいよねー
「なるための勉強」に資格が必要
資格は「就職に有利」「スキルの証明になる」と考えている方が多いでしょう。
しかし、ゲーム業界での「資格」の役割は少し違います。ゲーム企業の就職活動では、履歴書の他に必ず「作品提出」が必要です。
資格について以下の2点を理解しないと、「採用試験で評価されない事態」になってしまいます。
「ゲーム業界ならではの資格の活かし方」を理解することで、実力を採用水準までぐんぐん高めることができますよ。
1つずつ解説しますね。
資格の取り扱い注意ー
資格「必須」ではない理由 | 「作品」が最重要
ゲームクリエイターになるために「必須」な資格はありません。
なぜなら「ゲーム業界では実力と経験だけが最も評価される」からです。履歴書の資格欄を見て「採用!」となりません。
例えば「資格を10個取りました!」って学生さんよりも、「ゲームを10個作ってきました!」の方が、入社後に「使える人材だな」と分かりますからね。
ゲーム業界の採用試験では、「勉強した資格」ではなく、「作った作品」で実力と経験の証明ができるかが決め手です。
とはいえ資格勉強に
メリットあるんだよー
「未経験者」に資格が必要な理由 | スキル習得の「近道」
未経験者がゲーム業界に入るには、資格は「必要」です。
なぜなら、資格は未経験者でもすぐに持てる「武器」だからです。
当たり前ですが、ゲームを作ったことない人が、ゲーム開発専用ツールを専門知識なしに操作できるわけないですよね。
そのため、業界未経験者にとって資格勉強はスキルを身に着ける「近道」なんです。
効率の良い勉強法が
資格なんだよー
ゲームプログラマーになるための「資格の活かし方」
プログラム系の検定は数多くありますが、「ゲーム業界への就職とは無関係」なのは理解ですますね。
ゲームクリエイターになるには、結局は「作ったゲーム」をたくさん見せるしかありません。
「C言語の資格持ってます」でアピールなんてナンセンス。「じゃぁアクションゲーム作ってみて」と言われたら、どう作りますか?
プログラム系の検定は、あくまで勉強の「入口」。勉強したことを活かして、ゲームを作っていきましょう。
プログラム検定で
必要な知識をゲットー
ゲームデザイナーになるための「資格の活かし方」
そもそも「デザイナーは絵が上手ければ資格はいらないんじゃ?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ゲーム企業に「就職」して「仕事」するには、資格は必要です。
なぜなら、「社内の工程」があるから。
フリーランスさんだったら「自分のやり方で作品を作って納品」できます。一方で、ゲーム企業に就職したなら、「会社のやり方」に合わせる必要があります。
社員なのに「自分はこうしてきたので出来ません」て言ったら、「使えない人間」ですよね。
「会社の一員」になるには、資格勉強による「偏りない体系的な知識」が必要です。
我流では
スキルにムラが出ちゃうねー
必ず勉強すべき「資格2選」
「ゲームクリエイターに直結した資格を、プログラマーとデザイナーで1つずつ厳選しました。
しかし、どちらも取得しなくても大丈夫。
なぜなら「資格はあくまでスムーズに勉強を始める手段」だから。
資格勉強で専門用語を理解して、さっさと専用ツールを使えるようになりましょう。
目指している方の解説を読んでくださいね(上記をクリックするとページ内遷移します)。
資格の勉強が大事ー
受験しなくてもおっけー
プログラマーは「Unity」が必須ツール
Unity技術者認定は、プログラマに直結する資格です。
なぜなら、Unityはゲーム開発環境として世界で一番利用されているから。
しかもUnity公式の認定試験なので、Unityでできることが網羅されています。
とはいえ、試験内容は「2年以上の使用前提」、試験費用は3万円と高額なので、就職前に合格する必要はありません。
まさに「プロ用の資格」です。
学生のうちに取るのは
実質ムリー
Unity技術者認定資格のテキスト「どんなことができるのか」と眺めるだけで大丈夫です。
例えば、ゲームクリエイタに就職してからも「え!?そんな機能知りません。やったことありません」では、仕事はできませんからね。
しかし、就職する前からUnity認定を意識していれば、入社前からプロ意識が芽生え、クリエイターにぐっと近づきます。
まずは、入門テキストから始めておきましょう。
学生時から勉強始めて
使いこなしていこー
デザイナーは「Photoshop」が必須ツール
Photoshopは、プロが使用するお絵描きソフトの代表格です。
2DCGイラストはもちろん、ポスターや画像編集・合成など業界問わず広く活用されています。
私の専門学校では、ゲームコースはもちろんシステムコースの授業でも使っています。
検定料は8,000円前後ですし、スタンダートなら合格率70%を超えます。
難易度低めだからこそ
基礎が身に付くよー
実習で基礎を身に付けつつ、資格も取得しておきましょう。
すでに「クリスタとかSAIを使っているんだけど」って方も、必ず学習しましょう。
なぜなら、ゲーム企業の求人に「Photoshopの使用経験」と名指しで書かれているからです。3DCGは「Maya」「3DSMAX」と併記されますが、2DCGではフォトショで一択。
また、会社には「会社の工程」があります。
「自分のやり方と違う」「使ったことない機能」では「仕事」はできません。
自分の描き方はもちろん大事にして腕を磨きつつ、「作業依頼もこなせる使える人材」になってくださいね。
資格で得る知識は
偏りないからねー
学校が取得を目指す「資格4選」
ゲーム系学校に通っていると、「資格が目標になっている授業」ってありますよね。
学校が資格を「取らせる」理由は2点。
- 「授業の目的」を明確にして、取り組んでもらう
- 「資格ゼロ学生」をなくして、就職をしてもらう
授業なので受験するしかなく、合格率も70%前後で簡単な検定です。
「基礎知識のためだ」と割り切って頑張りましょう。
- プログラマー・・・C言語検定、Java検定
- デザイナー・・・CGクリエイター検定
- ITの国家資格・・・基本情報技術者
1つずつ解説するので、学校に興味がある・通っている方はよく理解してくださいね。
古くからある「C言語」
C言語プログラムを「初めて学んだ」人が取得する検定です。
C言語は、UnityでのVisual C#、Unreal EngineでのC++の習得に活かせます。
そのため、多くのゲーム系学校では一年生の授業になっています。
とはいえ、難易度は簡単。学校側の「資格ゼロ」を避けるための策であって、ゲーム就職が有利になる資格検定ではありません。
ぼくも最初は
C言語だったよー
あくまで、「プログラムを初めて学んだ人」ととらえてください。
またC言語を学ぶデメリットが2点あります。
- プログラム言語の基礎は別の言語でも学べる。
- C言語はオブジェクト指向言語ではない。
ゲーム開発に必要なVisual C#やC++はオブジェクト指向言語なので、C言語を学んだ後に別途勉強が必要で最短ではありません。
以上より、C言語は独学では勉強する必要はなく、あくまで「学校の授業だったらやる」程度で、さっさと切り上げましょう。
プログラムを初めて学ぶ方は、次のJava言語が一番お薦めです。
今から始める人は
Javaだねー
IT業界で一番人気「Java言語」
Java言語はゲームプログラミングに直結しませんが、最初に学ぶのにお薦めの言語です。
- オブジェクト指向言語である
- IT業界で最も需要のある言語である
そのため、ほとんどすべてのIT専門学校で、一年生後期からJava言語の授業があります。
Java検定も授業で受験し「資格ゼロ学生」を作らない策として受験する学校も多いです。
IT企業への就職も残しておきたい方にはお薦め。
ゲームクリエイターを目指す場合もゲーム開発言語の学習がスムーズになります。クラス・継承・オーラーライド・オーバーロードを学習しましょう。
VC#, C++で
同じく使うからねー
「業界用語」が学べるCGクリエイター検定
2DCGも3DCGも幅広く学べる、基本的な検定です。
特に3DCGの技術について包括的に知識習得できます。
そのため、一年生後期に授業している学校が多いです。私の学校でも授業して受験しています。
難易度は高くなく、「公式テキスト」をしっかり勉強すれば合格できます。
テキストまんまの
文章で出題されるよー
入社してから用語で指示が出た時に困らないように取得しておきましょう。
ただしあくまで「用語問題」の検定。
すぐに、MAYAや3DSMAX、無料だったらBlenderにて実習を開始してください。
キビシイことを伝えますが、ベーシックすら取れないなら、学校の授業でも苦労しているはずです。IT就職すらキビシイので、進路については先生とよく相談してください。
なお、エキスパートもありますが、積極的に目指さなくて良いです。
製造業とかに
なっちゃうねー
ITで「唯一」の国家資格
IT系の専門学校のメイン目標です。
専門学校にとって資格合格者数と就職率アピールですから。
また、就職できるIT企業のレベルが決まるので、学生さんにとっても重要です。
受験前2か月は、すべての授業を止めて、一日中資格対策授業に切り替わります。
学生さんにとっては不満に思う時期ですね。
一日中試験勉強ー
缶詰だからねー
ゲーム企業の「新卒採用」でもIT適性は評価されます。
ゲーム開発 = システム開発 + クリエイティブ ですからね。
特に、「IT企業への就職を残しておきたい学生さん」は対策授業の期間だけで良いので頑張りましょう。
ゲームクリエイターは
「ITエンジニア+」なんだよねー
簡単だし授業だからねー
取っておこー
学校資格の「知られざる意味」
「ゲームクリエイターに資格要らないから、学校が目指す資格なんて取る意味ない」と思う方も多いでしょう。
私の学校のゲームコースの学生も良く言います。
その通りです。採用に直結はしません。
ただし、困るのは就職時。「他の学生は取ってるのに取れてないってことは、能力低いのかな?」って思われてしまいます。
もしクラスメイトと同じゲーム会社を受験した時に。競り負けてしまいますよ。
学校の先生も「あいつは資格取る気なかったから企業さんに推せないよなぁ」と、ゲーム企業と引き合わせることができません。
「他の学生さんと差がでないように」取っておきましょう。
その上で、さっさとゲーム作りを続けて、他の学生さんとどんどん差をつけていきましょう!
受験学生同士で
比べられちゃうからねー
今すぐには必要がない「資格一覧」
「ゲームクリエイター 資格」で検索したり、学校のホームページをみると、多くの資格が紹介されているますが、取る必要はありません。
ゲームクリエイターになるには「資格の数」ではなく「たくさんの作品」が必要だから。
「資格の勉強」で「やったつもり」になって、就職前になって「履歴書に書く資格はあるけど、作品1つもない!!」なんて事態になったら詰みです。
不安になるかもしれませんが、心を強くもって、作品制作に時間を集中させてくださいね。
なお、私の学校でも取得している学生はほぼいません。
- オラクルマスター・・・高額、ガチすぎるデーターベース資格
- CG, 画像エンジニア・・・当面な意識不要の画像処理
- Illustrator・・・Photoshopだけで充分
- 色彩検定・・・就職後に必要になったら勉強で良い
- マルチメディア検定・・・難易度が低すぎる
それよりもゲーム
たくさん作ろー
オラクルマスター
データベース製品「Oracle DB」についての資格です。
たしかにゲームはデータベースの塊。Eモンスターステータス・装備やアイテムなどはデータベースで管理されています。
しかし、「データーベースソフトのスペシャリストになったからゲームが作れる」証明にはなりませんよね。
IT企業への就職を目指すシステムコースの学生でさえ、取得しません。
そんな時間があるなら、作品制作に集中しましょう。
ITエンジニアになってから
目指す資格だねー
CGエンジニア・画像処理エンジニア
画像処理の「計算」に特化した検定です。
私の専門学校では1人たりとも取得していません。
行列演算などがあるので、ゲーム制作に集中した方が良いですよ。グラフィックプログラムを理解したいならありですが、大学生以外には少し難しいです。
プログラムが
やってくれるからねー
Illustrator
2DCGなら、Photoshopなので必要ありません。
イラストレーターは図形(プリミティブ)を組み合わせて、画像を編集するソフトです。
あなたが考えるような「絵師さんが使うソフト」ではありません。
Illustratorは「図形を数式表現」することで、拡大で劣化しない特性がありますが、手描きには向いていないソフト。
「パソコンで絵を描きたい」と考える学生さんが「フォトショにすれば良かった」と後悔するのもアルアルです。
Illustratorよりも、Photoshop、MAYAか3DSMAXを使えるようになりましょう。
2DはPhotoshp
3Dはどっちでいいよー
色彩検定
専門に学ぶ必要が全くありません
むしろファッションやポスターのプロが目指すような資格です。補色を合わせるような
入社してから、社がキーカラーを決めてやるから
「ペルソナ」のカラーを決めるような仕事があなたに振られることはまずありません
ゲームのキーカラーはもっとベテランのクリエイターさんが決めるからです。
配色やUI担当になったら
勉強したらいいぐらいかなー
マルチメディア検定
典型的な「学校が資格ゼロ学生をなくすために受けさせる検定」です。
内容は「パソコンの基礎」みたいな問題が多いです。
専門学生の方は「J検3級をさらに簡単にした」と聞けば分かりますね。
資格ゼロ防止だったらMOSの方が重要です。
どの職業にも使えますからね。ワードはレポート、エクセルは計算やデータベースとして活用できます。
まだ、J検3級とか
ITパスポートの方がいいよー
採用試験必須!「作品制作」の戦略
採用試験で見せる「作品」が一番重要なのは分かりましたね。
とはいえ、「どんな作品を用意すれば良いんだろう」と迷ってしまうのも分かります。
私の学校に来校されたゲームクリエイターさんから聞いた「就職のコツ」は2点。
順番に解説していきますね。
まだ、J検3級とか
ITパスポートの方がいいよー
ゲーム会社社長から聞いた | ゲームプログラマーに採用したい実績
私の学校にいらしたゲームクリエイターさんがおっしゃっていました。
「アドベンチャーやRPG以外の小さいゲームを一人で大量に作ってね」
なぜなら、入社したらFPS・2Dアクション・格闘・カード・パズル・RPGなどいろんなゲームプログラムをすることになるからです。
採用試験に提出したあなたの「作品」が、いろんなジャンルのゲームだったら、「どのゲームでも基本構造分かってるから働いていけそうだな」と分かってもらえますよね。
望まれるゲームプログラマーになるには、以下3点を理解ししょう
1つずつ解説しますので、ぜひたくさんのゲームを作ってくださいね。
クリエイターさんが
教えてくれた攻略法だよー
アドベンチャーやRPG「以外」を作る理由
ゲームプログラマーがアドベンチャーゲームやRPGを作るのはナンセンスです。
なぜなら「ストーリーを考える時間」が余計にかかるから
実際ゲーム企業は、プロのシナリオライターさんに依頼しますからね。
ゲームプログラマーとしていろんなジャンルのゲームに対応できる能力を示すには、ストーリーの要らないゲームを作りましょう。
ただし「RPGの戦闘部分だけとかは作っても大丈夫」とのこと。ドラクエのターン制でも、FFのアクティブ制、ヴァルプロの目押し系など。
プログラムの構造が
ジャンルで違うからねー
ゲームを作りはプログラムだけじゃない
Unityでのゲーム開発は、プログラムコードを手入力するだけではありません。
オブジェクトや画面遷移の設定などのUnity独自の操作が必要だからです。
例えば、ワードでレポートを作るときは、文字を入力するだけでなく、文字の色・余白などの設定もしますよね。
よって、Visual C#を勉強したからといって、Unityが操作できなければゲームは作れません。
プログラム以外の
設定や管理の操作が必要ー
ゲームを作れるようになる勉強
Unityでゲームを作れるようになるお薦めの手順を教えます。
- 書籍でサンプルゲームを作る
- サンプルゲームを改良する
- 他の教材でさらに学んでいく
- 作ったことのあるゲームを活かして、オリジナルのゲームを作る
専門学校でも使われているテキストを紹介しておきます。
まずは、作ってみてください。
例えば第5章がお薦めです。私がやると2日ぐらいでさくさく作れました。
テキストに操作画面の解説手順があるので、意外とあっさりできますよ。
次にゲームをアレンジしてみてください。
HPゲージを作った経験を活かして、必殺技ゲージを作り、スペースボタンで敵が全部消える改良をしました。自分で「こう改良してみよう」と考えた時に、ちゃんと理解できているか確認できます。
以上のように、サンプルゲームでUnity操作もプログラム理解もぐぐっと深まっていきます。
テキストに載っているゲームで興味あるのが終わったら、ほかの教材を使って勉強を繰りかえしていきましょう。
最終的には、経験と分析力によって、自分で考えたオリジナルゲームが作れるようになりますよ。
ゼロからじゃなくて
アレンジから始めよー
月額1000円なら、ドットインストールでもできます。Unityを扱っているサービスは珍しいですね。
採用担当者から聞いた | 今からゲームデザイナーになるための戦略
私の学校にいらしたゲーム企業の採用担当者さんがおっしゃっていました。
初期能力なしでデザイナーを目指すには「特殊戦略」が必要です。
画力は初期能力と才能の差が広いため、今から学んで採用レベルまでスキルアップすることは実質不可能だからです。
小学校のころからイラストレーターや漫画家を目指してずっと絵を描いてきた人に、今からかなうわけないですよね。サッカー選手に今から1~2年でなるようなもの。
ゲーム企業の採用試験で見せる「作品」では、プロとして採用される品質が必要です。
誰もがやることじゃなくて、
誰もやらないことに特化しよー
2Dは誰もやれないことに特化する
いま、かわいい女の子の顔だけを斜め45度で練習していませんか?
実は企業が求めているのは「かわいい女の子・かっこいい男の子を描ける人材」ではありません。
なぜならそんな人材は文字通り腐るほどいるからです。
未経験者がゲームデザインナーとして採用されるには、レア人材になるのが一番。
例えば以下ノモノは、どんなゲームにも必ず出てくる上に、描ける人材は少ないため即採用されますよ。モンスターや動物・おじいさん・マッチョなどなど。
2Dのゲームデザイナーになりたいなら、だれもやれないことに特化しましょう。
ソシャゲで
ひっぱりだこらしー
3Dはアニメーションに特化する
3DCGでキャラクターをゼロから作ろうとしていませんか?
実は企業が求めているのは、モデリングができる人材ではありません。
なぜなら、女の子・車・小物に至るまで、ゲーム企業はモデルの「ひな形」があり、流用してデザインしているからです。
ゲーム企業が求めているのは、「ひな形」をちょっとアレンジしたり、アニメーションとして動かせる人材です。
3Dモデルは、会社にストックがあり、流用したりアレンジすることで新キャラを作っているのが現状です。3Dモデルをゼロから作る能力は求められていません。
CG-ARTS協会の「アニメーション実技試験」では、多くのゲーム企業・アニメーション企業さんが審査員をしています。
音楽やロボットの
アニメやゲームで多いよねー
ゲームデザイナーの求人を見てみよう
学校でも独学でも勉強を始める前に、かならず求人を確認してください。」
なぜならゲーム企業の採用条件には細かく「提出形式」「ツール」などが指定されているからです。
人物であれば三面図(正面・横・後)・背景・ツールはphotoshopやMayaなどが書かれています。
あなたが目指す会社の求人をいくつか見て、どんな作品が必要なのかゴールを決めて取り掛かりましょう。
10社ぐらい調べよー
クリエイターになるための4つの手順
ここまで見てきたように、ゲームクリエイターになるためには手順があります。
一つずつ解説していきますね。
最後に「重大な問題点」も書いたので、「本気でなりたい方」はぜひ参考にしてくださいね。
とにかく「作品」ー
とにかく「実績」ー
資格勉強 | 基礎知識の習得
この記事で紹介した資格から、プログラムなりCGなりの基礎知識を得ましょう。
最悪資格を受験しなくても不合格でも構いません。
入社してから「そういうやあの資格の本に書いてあったなぁ」と思い出せるだけでも大丈夫です。仕事は試験と違って勘んンぐして大丈夫ですからね。
注意点は資格取得が目的にならないこと。
あくまで効率良く実習に入るための基礎知識だと割り切って、気にせず取り組んでくださいね。
さっさと勉強して
合格しなくても次にいこー
スキル習得 | テキストで専用ソフト実習
資格勉強で分かった専門用語をもとに、テキストを使って基礎実習をしていきましょう。
プログラムの場合は、テキストのプログラムを作って、改良します。
CGの場合は、自分の好みに関係なくテキストに書かれたいろんなモデリング・レンダリングをしてみてください。
テキストを周回しよー
2週間で1周の勢いでー
実績強化 | 「作品制作」と「外部出展」
ゲーム企業での採用試験では「作品」だけでなく、コンテスト出展・同人活動なども評価されます。
細菌はゲームはSTEAM、CGはPixivなど気軽に公開できるようになりました。
是非作った作品を公開してみてください。
公開することを前提にすると「このクオリティじゃまだダメだよな」と自分で評価もできます。
他人に見てもらう前提がないと、「自分なりに頑張った」どまりで、他人からみた「なにこの未完成ゲー」と思われるだけですからね。
他人に見てもらう
度胸をつけよー
就活 | 採用してくれる「企業探し」
今まで頑張ってきた作品・実績を添えて、企業い応募していきましょう。
憧れの大手ゲーム会社も良いでしょうが、偏差値の高い大学だったり、そもそも競争率が高く、「経験者前提」だったりします。
20~50名ぐらいの中堅どころは、「知られざる縁の下の力持ち」です。ぜひ狙っていってください。
ゲームのエンディングでもたくさんの企業が関わっているのを見たことありますよね
一度ゲーム会社に就職できたら、もう「経験者」です。未経験・新卒では就職できなかった企業への転職ができるようになります。
未経験・新卒では就職できなかった企業への転職ができるようになります。
なんとしても
業界に入ろー!
問題点 | 「出展」「企業探し」は自力ではキビシイ
ここまで読んで不安に思ったのではないでしょうか。
- コンテストってどう応募するの?
- 就職できそうなゲーム会社ってどうやって探すの?
「未経験者」が就職する最適解は「学校」です。なぜなら、学校は、始めて学ぶ人たちが集まって、スキルを高めて就職していくところですからね。
コンテスト出展・就職実績のある学校に行けば解決します。
- スキル習得は、「プロ」に教えてもらうのが最適解
- コンテストやイベントに参加しやすい「東京」近辺の学校
ここで注意点。私はIT専門学校の先生ですが、「ゲームクリエイターに本気でなりたいなら、絶対にIT専門学校はお勧めしません」。
詳しくは「IT専門学校でゲームクリエイターになれる確率は5%!」を読んでください。私の学校の「詐欺」具合と、お薦めの学校の特性が分かります。
「組織の力」を
利用するんだよー