この記事では、学校やエージェントから紹介された「企業の選び方」を書きました。
たった4つの視点で「未来予測」をして、他の人よりも「先手の先手」で就活を進めることができるんですよ。
興味でたら嬉しいなー
企業を受験するかって判断は難しいです。思わず「様子を見ようかな」って考えちゃいます。
私が担任してきた専門学校の学生さんも同じです。
- あの会社って今年は募集ないのかなぁ…
- この後にもっと良い求人が来たらどうしよう…
- 自分で採用試験に合格するんだろうか…
- 入社できたとしてやっていけるのかなぁ…
不安はその通りなのですが、「内定が遅れる典型」です。
ところが、私のクラスでは、他のクラスに先んでて内定決めてます。
過去3年分の学校求人を、4つの視点で調べ「未来予測」をして、戦略を立てているから。この手法で、他のクラスが内定率20%の時に80%になったこともあるんですよ。
学校求人を調べきって予め方針を決めているので、「受験企業の優先順位」の戦略が立っており、「受験するしないの判断」が速いのです。あとは来た求人情報を見ながら、学生さんと私で話をして進めていきます。
4つの視点 | 未来予測 | ||
---|---|---|---|
本年度も募集あるか | 採用されそうか | やっていけそうか | |
2名以上採用された | ◎ | ||
3年に2回以上募集あった | ◎ | ||
難易度があっている | ◎ | ○ | |
卒業生がやっていけてる | ○ | ◎ |
学生さんには「求人を食い散らかせて、他のクラスには残り物を渡してやれ!」と伝えています(荒々しいですが)。
就職活動は「未来が分かる最後のチャンス」です。
だって、私達先生は毎年、就活学生を送り出しているんですから。
よろしくー
昨年度に2名以上の内定 | 採用確率が高い
あなたが2年課程だった時に、3年課程の先輩と直接対決。あなたと同じ企業を、あなたよりも高いレベルの資格を持った学生さんが受験してきたら、超不安になりませんか?
まずは、2名以上内定している企業をチェックしてみましょう。
学校の壁に、昨年度や一昨年度の内定者が掲示されてませんか?
2名以上内定している企業さんは、ちょっと安心。
- 1位にならなくても良さそう
- 自分の他にも一緒に入社するのは心強い
専門学校に入学でも、定員が多い・知り合いじゃなくても出身校の学生がいるって安心しますよね。
なんと、5~6名採用してくださる企業さんもあるんですよ。
- あなたの学校から人気のある企業
- あなたの学校から多く採用してくれる企業
と分かりますね。
行列の長いお店が
間違いないのと似てるねー
一方で、1名採用だと色々心配になります(気にしすぎなくても良いですが)。
- 1位にならないと採用されないのかなぁ
- 採用人数が少ない小さい企業なのかなぁ
- 本年度は募集してくれるのかなぁ
- 「売れ残った先輩」がねじ込まれたのかなぁ
- そもそも1名しか受験してないのかなぁ
就活学生が200名程度の学校でも、昨年度1名採用の企業は多いです。
1名企業には、あなたの好みの企業もあるかもです。しかし、全部の企業のホームページをチェックするのは大変なので、とりあえず保留にしておきましょう。
不安視しすぎなくても良いですが、複数名内定の企業を優先して調べるのは1つの方針です。
1名採用企業が悪い
ってわけじゃないよー
過去3年間に2回以上の採用がある | 募集機会が安定
昨年度採用があったとしても、本年度募集があるとは分からないですね。
過去3年間の採用実績から、本年度の予測ができるんです。
昨年度採用がなくても、募集がなかったのか、募集があったけど合格者がいなかったのかは分かりません。よって、せめて過去3年間は見るんです。
- 2回以上の採用があれば、本年度も募集してくれる
- 3年連続で採用があれば、本年度も募集&採用される
特に3年連続で採用してる企業さんは「お得意様企業」なので、一番のねらい目。
だいたい30~40社の企業さんがあるでしょう。学校主催の合同企業説明会の「常連」でしょう。
学校求人は、長年専門学校とお付き合いがある企業さんばかりです。先生に「この企業さんは今年は募集してくれそうですか?」と聞けば、現状を教えてくれますし問い合わせてもくれますよ。
2度あることは3度あるー
企業の難易度が合っているか先生に聞こう | 採用確率の最大化
せっかく一所懸命に履歴書書いて、面接練習もしたのに不採用。書類通過すらしないなんてなったらとっても悲しいですね。
学校求人であれば、企業さんの採用難易度が分かりますよ。先生が今までに「採用された先輩」「採用されなかった先輩」を知っているから。
先生には「あなたが合格しそうか」が分かります。私の予測は8~9割は的中してます。
「決めつけ」でも「確定予言」でもなく、あくまで「目安」です。
- 先輩が持っていた資格レベル
- 先輩の課程年数(2, 3, 4年)
- 先輩のプログラミング技能
- 先輩の性格・コミュ力など
「大体この企業はこのぐらいの資格」って傾向はあります。
- 開発系企業は、基本情報技術者は前提、応用や高度が求められる
- 2年課程ではどうしても採用が難しい企業もある
- 「授業以外に作ったプログラムは?」と聞く企業がある
一方で、「2年課程が3・4年課程の先輩に勝つ」こともあります。
面接のときの受け答え・自立心・コミュ力(笑顔・説明・返答の速さ)が原因です。高いレベルの資格を取得していても、何を言ってるか分からない・全然しゃべれない先輩は後輩に負けます。
「超えられない壁」はありますが、ぶち破ることもあるので、最終的にはあなたの今までの実績とアピール次第です。
働いていけるかは
トータルで見られるからねー
あなたは、先生からどんな先輩が採用され不採用だったのかを聞いて、どうするか決めてOKです。
「挑戦しないと悔いが残る」なら、挑戦していきましょう。
たしかに1~2割は予測が外れますからね。「先生がお前じゃ受からん」と言っても、あなたが「絶対受かりたいんです!」と言えば勿論協力しますよ。
あなたもインターンシップやイベントに積極的に参加し企業さんに「熱意」をアピールし、面接練習もたくさんして何としても採用してもらいましょう。勿論ギリギリまで資格取得・技能向上もしてくださいね。
熱意と笑顔は
良いアピールになるよー
卒業生の動向を聞こう | 「企業ガチャ」の回避
せっかく苦労して就職したのに、「聞いてたのと違う!」「ブラック企業だった!」で早期退職になったら元も子もないですよね。
「企業ガチャでSSRを引き当てる」ではなく、「ガチャを回避」しましょう。
今まで就職した先輩が「長く働けて」いれば、あなたもやっていけそうだって分かります。
あなたの学校の学生に合っている企業って分かります。
- 業務内容やレベルが合っている
- ブラック企業ではなさそう
先生に聞けばOK。就職した先輩の「生情報」が分かるのは学校求人の強みです。
必ず毎年情報入ってるよー
就職した先輩が早々に辞めたら、企業さんや先輩から学校に情報が入ります。企業説明会・採用試験の時に必ず聞きますからね。
また、就職した先輩と一緒にに来校される企業さんもあります。直接先輩に学生時代にやったこと・就職してからのことを聞けますよ。
学校は「卒業生がヒドイ目に合う企業」は紹介しません。企業さんも、学校から入社学生がいないと困ります。
学校と付き合いの長い企業さんほど、長い間・多くの卒業生の様子が分かるので、「企業ガチャ」を回避できます。
以上のように、「企業ガチャ」リスクを回避できるのは、紹介求人の最大の強みです。
先輩は「未来」だもんねー
内部情報って大事ー
番外 | 意外と大事なのは「受験から内定までの時間」
学校求人独特の注意点は、「受験から内定までの時間」です。
学校求人は「原則専願」「企業さんと学校の付き合い・信頼」で成り立っています。
以下が起こると企業も学校も困ります。
- 併願して辞退が多発
- 併願乱発して学生同士が共食い
1つ目。企業さんが「ぜひ貴校から採用を」とわざわざ来校して説明会や採用試験をしてくれたのに、「他の会社に行くので~」と辞退が続出したら、そりゃガッカリされますよね。
2つ目。内定が決まった学生さんが「他の会社に行くので~」と辞退したら、不採用になった学生さんを押しのけたのに可哀そうですよね。
私の専門学校では、6社併願して5社辞退して大問題になりました。企業さんに辞退の連絡をするのも心苦しいですが、競り負けた学生さん達がかわいそうでしたね。
そんなこと言われてもー
って気持ちは分かるよー
よって、よく聞く以下のルールになっているんです。
- 学校求人への応募は「原則専願」
- 外部求人よりも「学校求人への承諾が優先」
「受験から内定の時間」が長い企業に応募すると、その間「結果待ち」になり、もし不合格だったら「待ってる間に他に応募できたのにー」ってなります。
学校求人の企業さんの「受験から内定の時間」は、大抵1週間、最短で即日です。
しかし長い企業は2週間~1ヶ月。良い企業は試験回数が多いので長くなり勝ちです。
例年来校してくれる企業さんの採用時間は、先生が知ってるで聞いて相談していきましょう。
ただし、採用試験が本格化する4月より前は、「併願していいよ」ってよく言われます。
2~3月は募集企業はまだ少なく、学生も全然受験をしていません。学校としても「早く受験して、早く内定する」のは有難いです。
早めの行動が有利ー
まとめ | 「早く動く」ことが一番大事!
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
ありがとー
学校求人は数が限られている面はありますが、採用実績のある企業さんばかりです。
長年の内部情報・最新情報があるので、「企業ガチャ」を回避できる点が最大の強みです。
まずは、方針を絞って5社・10社と調べ始めていきましょう。
4つの視点 | 未来予測 | 行動 | ||
---|---|---|---|---|
本年度も募集あるか | 採用されそうか | やっていけそうか | ||
2名以上採用された | ◎ | すぐにできる | ||
3年に2回以上募集あった | ◎ | すぐにできる | ||
難易度があっている | ◎ | ○ | 先生に聞く | |
卒業生がやっていけてる | ○ | ◎ | 先生に聞く |
先生は毎年就活生を指導してきているので、「あなたに起こりそうな未来」を知っています。
まずは自分で調べて、先生に相談しながら進めていってくださいね。早ければ早いほど、先生に時間がありますし、学校も併願に寛容です。
「自分の大事な人生を早く決めるなんて…」と思うかもしれませんが、じっくり考える時間を稼ぐために早く動くんです。
じゃ またー