私は、大学と専門学校で先生をしてきたので、両方の学校の違いとコツをまとめました。
結論は、基本的に大学進学を薦めます。
- 日本では「大卒」「新卒」が最強なので、受験と学費が準備できているなら、大学
- 2~3年間専門に集中して、就職したい業界に確実に就職したいなら、専門学校
ただし決定する前に、念のために自分に合うか合わないかもチェックしておきましょう。
この記事で比較した結論は以下の通り。
大学 | 専門学校 | |
---|---|---|
受験への準備 | 受験勉強が必須 | 準備は軽微 |
進級や卒業 | 単位管理は自己責任 | 担任が見て、フォローもあり |
時間割の自由度/講義・授業内容 | 選択必修・教養など幅広 | ほぼ決まっている |
学術科目で目的が分かりにくい | 資格・技能習得が目的 | |
資格対策 | 対策は対象外 | 対策も授業 |
施設・設備 | 学食・図書館・体育館・保険センターなど充実 | 施設が貧弱 |
サークル・クラブ | 自治もあり楽しい | 週1のクラブ活動程度 |
教員 | 教員免許はなく、企業経験者でもない | 教員免許はないが、企業経験者ではある |
在学期間 | 4年間で間延びしやすい。研究室配属が3年後期から | 2~3年で短い |
就職 | 就職は自己責任、キャリセンはあるが… | 就職は授業・学校がフルサポート |
この記事が、あなたの進学への動機を強めるキッカケになったら、嬉しいです。
よろしくー
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受験への準備ができているなら、大学
- 大手企業は「大卒以上」がほとんどなので、大卒が良い
- 「絶対受験してみたい企業」があるなら、求人を確認しよう
人生一度は受験したい企業が
あるなら調べとこー
「大卒」学歴は強いので、受験準備できてるなら、大学がお薦め
大学受験では、共通一次と二次試験の二段階のハードルを超えます。
県下有数の普通科高校は、大学受験を前提のカリキュラムです。高校2年生までに全ての学習内容を終え、3年生は共通一次の対策授業と模擬試験をしています。
あなたの準備はどうでしょうか?
大学への受験と学費が準備できているなら、大学を強くお薦めします。日本では「大卒」「新卒」は最強です。
次から次に
「新品学生」が押し寄せるよー
私が専門学校で受け持った学生さんに、以下のような方がいました。
- グーグルに入社するために、最高の大学に行きます
- 専門学校を退学して、宅浪します
- 今まで受験勉強をして遊びもしていません
本人の意志が強いため、退学して新聞配達をしながら受験勉強をしているとのこと。
せめて、予備校には行った方が良いですね。独学で合格できるなら、そもそも専門学校に来ることはなかったでしょう。
高校・中学・小学校から準備してきた同級・下級生もいっっっぱいいます。歩みを止め振り出しに戻して、保護者さんに負担をかけるのはどうかなぁと考えます。
今の自分を高めて、少しでも目指しているポイントに向かっていく方が良いですよ。
今から準備するとか
親がかわいそだよー
受験準備不足や「課題」があるなら、専門学校がお薦め
専門学校は「受け入れる学校」です。
人生最後の学校として、「技術を習得して就職したい」「課題を解決して社会人に」って学生さんを育て上げて、社会に送り出すことを信条としています。
大学受験よりも甘いので、「下」に見られることもありますが、学生さんによります。
大学は受験基準によって「下側」が切られているので「上側」に幅広く、専門学校は受け入れるため「下側」に幅広いです。
私は「大学生なんぞに負けない学生さんになって、社会で活躍して欲しい」と思って授業しています。
先生によっては「大学に行けない学生を相手にしている」「大学の結果を待って入学者を増やしましょう」って言う方もいました。私は大っっっ嫌いです。
結局は自分の頑張りだよねー
注意点 | 専門学校の定員充足は早いので、大学の結果待ちにできない
大学受験の結果を見てからの出願では間に合わなくなっています。コロナで県内指向が強くなり、定員充足が速い傾向が続いているから。
他大学への編入実績があったり、大学コースが設置された学校もあります。「大卒学位」が欲しい方にはお薦めします。
大学コースに入試はあるのは稀で、ほとんどの場合は専門学校への入学が決まれば、自動的に大学へも入学できます。もし、大学受験へのリスクが大きい場合は一考しても良いかも。
ただし、普通の大学生活ではありません。大学コースはあくまで専門学校と併修。専門学校の校舎で、専門学生と学び、通信や集中講義で大学の単位も取る学習形態です。
大学入試がなく通信制であることから、「Fラン」と云う方もいるのが現状です。
それでも大卒は大卒だよー
専門学校を選ぶ時は、必ずオープンキャンパスに行ってください。専門学校を休学・退学する学生さんは、オープンキャンパスに参加しないで「県内だから」で入学するケースが多いです。
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進級・卒業のサポートは専門学校、大学は自己責任でキビシイ
- 大学の単位管理は自己責任、再試験に落ちれば留年確定
- 専門学校の単位は担任も見ており、登校すればトコトン付き合う
留年はキツイよー
進級・卒業は大学の方がキビシイ
進級や卒業には定められた科目の単位が必要です。
必修・選択必修・教養科目などと種類があり、進級は各種類の単位数が基準になります。判定時期は学部によって違い、私の学部では2年生終了時のコース分け直前・工学部だったら各年次でした。
大学の講義は科目試験に落ちれば留年のリスクが高まります。特に必修科目の再試験不合格・選択必修科目の数が不足すれば、留年が確定します。
(先生にもよりますし、良いことではありませんが)大学の講義では寝てても注意されませんし、出席を取らない場合もあります。授業が「甘い」反面、単位取得の審査は機械的でキビシイです。
あなたが病気になろうが家庭事情があろうが、単位が取れなければそれまで。実質担任もいませんし、留年・休学・退学しようがアドバイスもしません。
自分で動くのが大学ー
大学を中退して専門学校で立ち直って、立派に卒業・就職する学生さんもいます。大学の自由・自己管理、逆にいえば無鑑賞・放任主義が、自分に合っているかを考えておきましょう。
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欠席・再試験が心配なら専門学校のフォローがお薦め
逃げずに登校して、進級の意志と反省もしている(っぽい)なら留年しません。
「専門学校は出席にキビシイ」とよく言われますが、その通りです。
反面、登校してくれればトコトン付き合います。欠席日数が多ければ補講をしますし、科目不合格の再試験も何度も付き合います。
クラス担任があなたの様子・家庭事情・単位状況を把握していますので、アドバイスをしたり事情をくみ取ってくれたりもします。
あなたが「学校に登校する」「進級・卒業したい」という意志があれば、付き合います。
私の専門学校では、単位が足りなくて留年は出ません。登校しない・欠席が多すぎて留年する学生さんが、100名いたら1~2名です。なお、休学・退学者は除きます。
とはいえ、さすがに60日とか100日とか欠席すれば、フォローできません。
留年するのは欠席が
多すぎるときぐらいだねー
▼欠席や再試験に関する記事▼
時間割の自由度があるのは、大学
- 大学は選択必修・教養科目で選べる。少し多めに履修するのがコツ
- 専門学校は全てが必修科目。再試験や補講にトコトン付き合うので登校が鍵
色々学んでみたいか
専門に特化したいかー
幅広く学びたいなら大学がお薦め
時間割を自分で組めるのが大学の特徴です。
進級判定がある時期までに、必修・選択必修・教養科目の単位数が足りていれば大丈夫。たとえ、再試験不合格になっても翌年に受講しなおして間に合うこともあります。
完全自由ではないですが、選択必修と教養科目は好きなのを選べます。私は教養科目で他の学部の授業も受けられたのは楽しかった。
数不足にならないように、選択必修と教養科目は多めに履修申請して、多少不合格になっても問題ないようにします。
教育学部以外で教員免許を取る場合は、空いているコマに教育課程の科目を入れます。私の学部は水曜日がまるっと開いていて、教育課程の科目を入れられました。
教員取らなければ
水曜日は休みー
専門分野で獲得目標が明確なら、専門学校がお薦め
専門学校では、時間割ががっちり決まっています。
年に1~2科目ぐらい選べる科目がありますが、専門分野・資格対策です。例えばIT専門学校なのに、法律とか自動車とかの授業なんて準備できませんからね。
単位は全て必修なので、全科目に合格しないと進級・卒業はできません。厳しく聞こえるでしょうが、高校も中学も同じだったんですよ。
その分、1つ落として留年はかわいそうなので、補講や再試験にトコトン付き合います。
多少得意苦手が
あっても大丈夫ー
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授業目的が明確なのは、専門学校(資格・技能・就職)
- 大学は研究室配属されるまで、講義の意義が分かりにくい
- 専門学校は授業目的が技能・資格なので明確
目的や活用を見出すのが大学ー
目的に向かうのが専門学校ー
研究室配属までは幅が広めの講義で、目的や成果が分かりづらい
大学の講義は学術。
実習よりも座学が極めて多いです。高校よりも高度な数学・物理など学びます。しかし、どう活かすかは学生の自助努力。
高校まで「次の進路のために点数を取る」が目的でしたが、大学は「最後の学校」なので違います。
- 「この講義は何の役に立つんだろう」
- 「なにができるようになったんだろう」
と、誰しも感じます。研究室配属されてから「あの講義が大事だったんだな」と分かります。
大学生は器用さが必要です。
- いろんな科目をバランス良く得点できる
- 習ったことから本質を身に着けて、他の未知なことを開拓できる
- 就職した時に無資格でも、働きながら独学で資格取得します
1~3年生までは研究室配属されませんので、講義を器用にこなしていく能力・性格があるかを考えておきましょう。
汎用だからこそ
直結しないねー
専門分野で獲得目標が明確なら、専門学校がお薦め
専門学校は授業内容から目的が簡単に分かります。
- 国家試験を取るための座学
- 専用ソフトウェアを使うための実習
- 設計書を作るための実習
- グループ業務を練習するための企画実習
IT専門学校なら、多くの企業で使われているソフトやプログラミング言語の実習をします。
もちろん授業で習った「全て」が就職先で使われているわけではありません。しかし、大学卒生に比べて、資格・開発経験など入社時にアドバンテージがあります。
ただし、大学生は器用で頭が良い。独学で資格を取り、応用する能力があります。
専門学校を卒業して持っていたアドバンテージをキープできるよう気を引き締めましょう。
アドバンテージを活かしてこー
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施設・設備が充実しているのは、大学
大学は、施設・設備の数も規模が大きいです。
とはいえ、専門学校は学業には充分な施設設備はあります。
使えるかは別だけどねー
大学なら、図書館・保険センター・体育館などが充実
大学は広いし大きいので、学生も教員も職員も多い。よって設備が充実しています。
- 大きな図書館
- 学食・カフェ・大学生協(書店)
- 大きな体育館・グラウンド
- 保険センターやキャリアセンター・工場
特に私立になると力を入れていますね。私もよく有名大学の学食に行ってました。
とはいえ、利用できることを知って、利用できる手続きをする必要があります。
全部誰でも使えるわけではないねー
専門学校は、実習環境は整っているが、他の設備は極めて貧弱
専門学校は専門分野に特化した設備しかありません。
また、私立学校であれば建屋だけで精一杯。
- 図書室は本の倉庫、利用できない
- 保健室はベッドがあるだけ、保険医もいない
- スクールカウンセラーは週1回ぐらい来校
- 体育館はないので、入学卒業式は別会場
- 学食・書店・カフェなんてなく、自販機ぐらい
お弁当屋さんが来てくれるぐらいですね。
学生生活に大きな影響はないですが、基本的に教室で完結するスタイルです。
校舎に遊びはないねー
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サークル(クラブ)に夢中になれるのは、大学
部活動・サークルを充実させたいなら、学生人数の多い大学一択です。
専門学校のクラブ活動は、あくまで「息抜き」レベルです。
なんかやってみたいよねー
僕は漫画とギターだったねー
部活動・遊びが楽しいのは、大学
大学には「部」や「サークル」があります。
365日24時間自由に使える部室があったり、申請したら作ることもできます。
とはいえ大学にも依ります。私の3校目の大学は、22時にはサークル棟が閉まりましたし、引退が3年生でした。それでも楽しい。
部室には、講義の合間に遊んだりサボったり、土日や夏季休暇に入り浸りました。呑み会や鍋パーティーやアニメ上映会もしましたね。
大学は最後の学校です。
自分と同年代の同じような趣味をもった人間とまとまった数に会えるラストチャンス。一生の友達ができますよ。
ぼくにもたくさんできたねー
専門学校は週1回のクラブ活動程度、「クラブ活動がない学校」もあり
専門学校にもスポーツ大会があるので、クラブ活動がある学校も多いです。
- 週1回程度の活動程度
- 溜まり場となる部室はない
- クラブの種類は少なく、備品も貧弱
中学・高校のように毎日放課後している熱心な学校もありますが、先生の人件費がかかるので少ないです。よって、クラブ活動がなく大会直前だけ集まって活動する程度の学校も。
専門学校のクラブ活動は、あくまで「息抜き」と考えておきましょう。
資格だ就職だーって
疲れるからねー
実務経験者が教員なのは、専門学校
大学も専門学校も教員免許は必要ありません。
そして、小学・中学・高校の先生ともまったく経緯も性質も異なります。
- 大学の先生は研究者
- 専門学校の先生は実務経験者
今までいなかった先生と
出会うねー
大学の先生は「研究者」 | 教員免許なし、企業就職の経験なし
大学教員は「先生」ではなく「研究者」の面が大きいです。
自分のやりたい研究をするために大学にいて、その「ついでに」学生にも教えています。研究室配属した学生に自分の研究を分けて「あげて」、お手伝いさせて「あげて」いるのです。
大学の先生になるには、教員免許は必要ありません。
大学4年間行って学士取って、大学院2年間行って修士取って、さらに大学院3年間行って博士取って、大学に応募します。
あなたが成績が悪かろうが、悩んでいようが、休退学しようが、就職しようが、気にしません。
特に工学部の先生はずっと同じ大学。学士・修士・博士課程を経て、出身大学の先生になってずっとって方が多いです。企業への就職活動や労働経験なんてありません。
研究や論文の指導はプロですが、就職活動のサポートはできません。「先生」と一定の距離を置きたい、自分でやっていきたい方には合います。
ぼくも当時は
サポートできなかったねー
専門学校の先生は「社会人」 | 教員免許はないが、企業就職の経験あり
大学では講義や研究室は選べるので、先生を選ぶこともできます。
一方、専門学校は担任制。先生を選ぶことはできません。
専門学校の先生も大学の先生と同じく、教員免許を持っていません。ただし、専門学校の先生は社会人経験者が圧倒的に多いです。実際に働いた経験を活かした授業が行われます。
専門学校は就職が目的なので、授業に組み込まれています。企業経験者の先生が、履歴書準備・面接練習・学校求人や外部求人からの企業選びを、一緒に手伝ってくれます。
「先生に構ってもらっても大丈夫」「自分1人では不安だから相談したい」方には合いますね。
ぼくも経験を積んで
サポートしてきたねー
業界で求められる知識・技能・資格は全国共通なので、学校の地域差はありません。県内進学で問題ありませんし、生活が安定・生活費もかかりません。
しかし、企業が東京に超集中し、コンテストやイベント参加の実績・現役プロの指導が必要な場合は、県外(都会)への進学をお薦めします。
さらに能力・実績を重視する業界の場合は、カリキュラムを特化できない「専門学校」よりも「学歴の変わらない学校(無認可校)」が、圧倒的に業界就職率が高いです。
▼県外進学・業界就職に関する記事▼
のんびりしたいなら大学、早く目標へ歩みたいなら専門学校
- 大学は、1~3年生が暇だが4年生で就活と研究で忙しい
- 専門学校は、1年生から就職授業があって常に就活を意識
一息つきたいか
目的に向かうかだねー
4年間じっくり過ごしたいなら大学
大学は、1~3年生は基礎科目・教養科目をしてコース分けして、4年生の研究室配属へ備えるカリキュラムです。
- 1~3年生は講義を受けて単位を取る時期
- 3年生後期~4年生は研究室で卒研をする時期
1~3年生は暇です。サークルにアルバイトに一人暮らしに頑張れます。
3年生後半や4年生からは、講義は大方終わり、卒業研究に入り浸ります。なんか研究者っぽい生活が体験できます。
問題は2点。
- 1~3年生は卒研も就職も遠いから、中だるみ
- 研究室配属された時に就活と研究の両立が大変
大学では、自分で忙しくできないと、どこまでものんべんだらりになります。
また、「就職が内定するまでは」と言って全然研究室に来ない学生さんも多いですね。気持ちは分かりますが、「24時間就活してるわけでもないでしょー」と思いました。
就活時期は
全然研究室に来ないねー
2~3年間に集中して資格取得・技能習得・就職をしたいなら、専門学校
専門学校は1, 2, 3, 4制があります。
- 1年制は学歴にはならない
- 2年制・3年制がメイン
- 4年生は大抵大学併修
採用試験は「最終学年4月」にすでに始まっています。
「在学期間-1年」の活動で、履歴書を書いて就職受験していくしかありません。
- 2年制は1年生が正味の準備期間
- 3年制は1~2年生が準備期間
1年生前期だけかなー
就職あまり意識しないのはー
注意点は、4年制。
4年生で大卒認定もできる学校と、専門卒認定のみの学校があります。私は「4年通うなら大卒学位が欲しいな」と考えます。
結局大卒が強いからねー
確実に就職したいなら専門学校
大学と専門学校で就職活動は全く違います。
- 大学生の就活は自己責任
- 専門学校生の就活は学校と一緒に
なお、大手企業の求人ほど「大卒以上」の条件があることを、知っておきましょう。
自分に合った方を考えよー
大学は就職活動にほぼノータッチ
最近は、大学の内定率は上がってきていますが、就活事情はずっと変わっていません。
- 大阪や東京の合同企業説明会に自費で行く
- 自分で履歴書を書いて、面接で言うことを考える
- 自分で企業を探して、20社とか余裕で受験する
- 入社後の「企業ガチャ」は自力で乗り超える
まず大手の求人サービス「マイナビ」・「リクナビ」に登録して、データベース検索します。良さそうだと思う企業にエントリーしていきます。
リスクは、「自分が採用されるレベルの企業か」「自分が働いていけそうな企業か」が全く分からないので「企業ガチャ」になる点です。
大学には「キャリアセンター」が準備され、あなたが「相談に行けば」答えてくれます。
とはいえ、利用率は高くありません。「利用したことがある」も、「授業で無理くり紹介セミナーが入ってきた」程度の場合も多いです。
ぼくの大学のキャリセンも
セミナー1回聞いただけだったねー
専門学校のアピールは就職率なので、フルサポート
- 学校求人は先輩が採用され働けていける企業なので、企業ガチャを回避できる
- 企業さんが来校してくれるため、県外企業でも旅費がかからない
専門学校では「就職率」が最重要アピールポイント。
就職活動は授業の一環で。履歴書準備も面接練習も一緒にしてくれます。
専門科高校やエージェント型サービスと同じで、専門分野の求人(学校求人)も豊富。先輩が採用された企業・先輩が働けている企業が分かるので、「企業ガチャ」を回避できます。
大学と違って、企業さんが説明会や採用試験のために来校してくれるため、県外企業でも旅費がかかりません。
一方で、学校とつながりのない企業を受けるときは注意が必要です。
書類選考で落ちることが多く、原因は大卒学位と適性試験。
募集要項に「大卒」と書いてなくても、実質大卒しか眼中にないという企業はたっくさんあります。インターンシップで受け入れてもらっても、「大卒しか受け入れてない」と言われたこともあります。
競争率の高い企業は、「掘り出し物の専門学生」を探すよりも「とりあえず大学生だけに絞って」選ぶ方がコストがかかりませんからね。大学生から人材を取れば、専門学生を取りこぼしても構いません。
絶対受からないわけではないですが、「4大生」に負けないようアピールしましょう。
学生さんと悔しい思いをしたねー
▼専門学校の就職に関する記事▼
まとめ | 準備・在学・就職をしっかり考えて、合った学校を選ぼう!
ここまで読んで頂きありがとうございます!
ありがとー
冒頭でまとめた表の意味が分かったら嬉しいです。
大学 | 専門学校 | |
---|---|---|
受験への準備 | 受験勉強が必須 | 準備は軽微 |
進級や卒業 | 単位管理は自己責任 | 担任が見て、フォローもあり |
時間割の自由度/講義・授業内容 | 選択必修・教養など幅広 | ほぼ決まっている |
学術科目で目的が分かりにくい | 資格・技能習得が目的 | |
資格対策 | 対策は対象外 | 対策も授業 |
施設・設備 | 学食・図書館・体育館・保険センターなど充実 | 施設が貧弱 |
サークル・クラブ | 自治もあり楽しい | 週1のクラブ活動程度 |
教員 | 教員免許はなく、企業経験者でもない | 教員免許はないが、企業経験者ではある |
在学期間 | 4年間で間延びしやすい。研究室配属が3年後期から | 2~3年で短い |
就職 | 就職は自己責任、キャリセンはあるが… | 就職は授業・学校がフルサポート |
大学は偏差値で選ぶのが多いでしょう。少しでも自分のやりたいことができるかを考えてください。
専門学校は、県内進学で選ぶことが多いでしょう。必ずオープンキャンパスに行ってください。
大学と専門学校の違いは、自己責任と学校サポートのバランスの違いです。自分にあった関係性の学校を選んでみてくださいね。
じゃ またー
もし「専門学校に入学しようかな」と思ったら、
- 県内の学校の資料を取り寄せ、オープンキャンパスに必ず行きましょう
- 県内の学校か県外の学校のどちらが、目的を達成できるか判断しましょう
- 入学する学校の実態について、オープンキャンパスでチェックしましょう
- 入学してから「行かなきゃ良かった…」「思ったのと違った…」をなくしましょう