Udemy Java講座は、Java言語によってWebアプリを作ってみる内容です。
Webアプリ開発はIT就職に必須。IT専門学校でも授業の集大成で、卒業制作でも必ずテーマになります。
私はIT専門学校でシステム開発授業を担当してきました。専門学校で2年以上かける学習内容を、「短期間の」「動画教材のみの」プログラミング学習で習得するのはキビシイと考えています。
一方で、「年内にIT開発職に就職したい」「今更学校に通ってられない」のも分かります。
この記事では、以下の注意点を提示した上で、あなたにお薦めの勉強法を提案します。
Udemy Java講座の3つの注意点
- Udemy Java講座は4つの購入が必要(買切1.8万円)
- 失敗しない学習法。まずはお手本が動く環境を作ってから
- 頻発するバグで挫折・複雑なコードで理解が深まらないかも
あなたにお薦めの勉強はどれ?
- プログラム言語の基礎軽く学んでみたいなら、Progate(無料)
- WebアプリをJava関連で作ってみたいなら、Udemy Java講座(4講座1.8万円)
- Webアプリを流行りの技術で作りたいなら、Progate(月額1,000円)
- 頻発するバグ・挫折防止のサポートが欲しいなら、ウズウズカレッジ Javaコース(月額4.4万円)
プログラミング学習は、一度やってしまえば・一度作ってしまえば、2つめ3つめの言語習得も簡単です。しかし、一度目がどうしてもいろいろな関門があります。
あなたがUdemy Java講座を受講するかだけでなく、プログラミング学習を辞めてしまわない参考に、少しでもなったら嬉しいです。
よろしくー
基礎編の1ヶ月購入者数は、全て2倍に伸びています!
Webアプリ開発に必要な技術
ウズウズカレッジがUdemyに提供しているJava講座は、Webアプリを作ることをゴールにしています。
Webアプリを動かすには、たくさんのステップ・技術が必要です。
Webアプリの動作・使われる技術
- クライアントがホームページにアクセス(HTML)
- クライアントが入力操作(JavaScript)
- サーバーが入力内容の処理(JavaServlet、Apache)
- サーバーからクライアントへ結果送信(JavaServlet、Apache)
- クライアントに結果を表示(HTML、JavaScript)
IT専門学校では1~2年後期までの1.5~2年を要する学習内容で、卒業研究で絶対に使う重要な学習課題です。
全員に進捗合わせて
教えるの大変だよー
Udemy Java講座のカリキュラム
UdemyのJava講座は4つに分かれています。
Webアプリを開発するには、プログラムの基礎や必要な技術を学ぶ必要があるからです。
Udemyの講座 | Udemyの買切価格 | |
---|---|---|
Java基礎入門講座 | Java言語の基礎を学び、50~100行ぐらいのプログラムが書けるようになる。 | 3,600円 |
オブジェクト指向講座 | オブジェクト指向プログラムの利点を理解し、クラス(設計図)をインスタンス化する基礎実習をする。 | 4,800円 |
JDBCによるデータベース活用講座 | JavaプログラムからJDBCを使ってデータベースに接続・操作の実習をする。 | 4,800円 |
JavaServletを用いたWebアプリ開発講座 | JavaServlet, Apache TOMCAT, Html, JavaScriptを用いてWebアプリを作る。 | 4,800円 |
合計金額 | 18,000円 |
4講座合計で1.8万円。他のUdemy CCNA講座・LinuC講座が1万円であることを考えると、「小分けになってるのはいいなぁ」「でもコスパどうかなぁ」って思っちゃいますね。
開発環境の構築が
ちょっとムズイかもねー
あとで書きますが、Progateって有名なe-learningサービスで一部代替可能です。
- Java基礎入門講座…ProgateのJava講座1(無料)
- オブジェクト指向講座…ProgateのJava講座2~4(月額1,000円)
Progateさんでは「Webブラウザ」だけあれば実習ができます。つまりインターネットできるパソコンがあればOKです。
ぼくの専門学校でも3コマぐらい
JavaをProgateさんでやってるー
Udemy Java講座の評判
Udemy Java講座の評判は、星4以上は90%前後で、CCNA講座・LinuC講座と同等です。
しかし、星5の評価が若干控え目で、星4の評価が割合多いです。他の講座の星4は30%前半でしたが、Java講座では30%後半~40%超え。
IT専門学校でもプログラム授業の満足度って開きがあります。要は難しさに個人差があるんですよ。
良い口コミ
- とにかく丁寧、わかりやすい!初心者におすすめです!
- Webアプリケーションを学んだことがない方にオススメです。
- 他のサイトでは簡単に説明されていて不確かな部分もあった箇所も、これでもかと1から説明してくれるのは大変ありがたかった。
- サーブレット、JSP、MVCと順を追って行くことにより書籍で勉強した単純な実装から、業務で使用している実装構造に近づいて行き今まで曖昧な知識で実装していた事が理解できました。
悪い口コミ
- コース内容自体は良いが、動画の編集が全体的に雑で、途中で切れたり、ノイズが入る部分が多々ある。
- 初学者のためには、エンジニアが普段使うような口語的な表現にも気をつけるべき
- 総合演習の説明が急にはしょり始めている気がして、説明に知恵差がなくなっていた。
最初の能力・学習の頑張り度
学習後の満足感に、個人差あるからねー
Java4講座の月間購入者数を見てみましょう。
- 4月から「1:入門」は3倍に増加
- 4月から「2:オブジェクト指向」は2倍に増加
- 「3:データベース」「4:Webアプリ」は横ばい
オブジェクト指向までは
買われてるねー
4月からの伸びは、学生さんや新入社員さんが心機一転に勉強を始め、また社員研修として導入している企業さんもあるからです。
一方でデータベースとWebアプリの購入者数が少な目なのは、以下の2通りが考えられます。
- オブジェクト指向まで学んだので、他の言語の勉強に移った
- Webアプリまで目標意識がなく、途中で勉強を辞めた
私も専門学校でJavaの授業していますが、オブジェクト指向からなかなか難しくなります。
クラス(設計図)を作ってインスタンス化(オブジェクト)する意味、適切なクラス設計の難しさは、多くの課題・グループによる分担開発をしないとなかなか分かりませんし、身につきません。
もし、途中で挫折しそうになったら、プログラミングスクールをお薦めします。
▼JavaでWebアプリまで作れるサービスの記事▼
ウズウズカレッジでは、月額3.3万円で「Udemyの内容+講師へのリアルタイム質問」を受けることができます。
また、追加料金なしで就職サポートもしており、就職するとスクール費用がキャッシュバックされるキャンペーンも始まりました(2023年5月現在)。
プログラマカレッジは、「動画やWebによる学習+講師へのリアルタイム質問」の後に、「グループによるWebアプリ開発実習」ができる珍しいサービスです。
スクール費用は無料で、就職活動とサポートとセットですが、違約金はありません。
オブジェクト指向より先を学ぶなら
スクール検討した方が効率いいよー
Udemy Java講座の3つの注意点
私は「短期間でのプログラミング学習は原則薦めていません」
Webアプリ開発の実習て、私のIT専門学校で「Java言語」「ホームページ制作」「サーバー構築」の3系統の授業をやって、やっと取り組む内容です。
学校でさえ1.5~2年を要する学習内容を、1ヶ月や3ヶ月で学ぶことを危ういと考えています。
しかし、以下のような方なら購入を検討しても良いと考えています。
Java講座をお薦めできる方
- プログラムをゼロから一度学んでみたい
- webシステムをJavaで一通り作ってみたい
これからJava講座を購入する場合に考えてみて欲しいこと・注意点への対応策を書いてきますね。
プログラムって挫折するからねー
気を付けてねー
Java講座の注意点1 | 講座が4講座
IT初学者の方が、Webアプリを作るにはたくさん学ぶ必要があります。
Java言語だけちょっと書けるようになったぐらいでは無理です。
Webアプリってたくさんの技術から成り立っています。
Webアプリを動作させる技術
- 利用者側のwebページとプログラム(HTML, JavaScript)
- サーバー側のプログラム(JavaServlet)
- サーバーを構築するスキル(APACHE TOMCAT)
したがってUdemyのJava-Webアプリ開発講座は、4つに分かれています。
Udemyの講座 | IT専門学校でのレベル | |
---|---|---|
Java基礎入門講座 | プログラムの基礎 | 1年生 |
オブジェクト指向講座 | Javaの本質(オブジェクト指向) | 2年生前期 |
JDBCによるデータベース活用講座 | Javaによるデータベースの扱い | 1年生後期~2年生後期 |
JavaServletを用いたWebアプリ開発講座 | Webアプリの開発実習 | 2年生後期~ |
IT初学者の方は1番目から学習する必要があります。
IT技術者の方は4番目の動画・ソースを見れば、調べながら自力でできるレベルです。
私も独学で3番目ぐらいまで一応できるので、4番目を見てみてから考えます。
講座でやってる内容は
めちゃすごいんだよねー
Java講座の注意点2 | 4講座の詳細・失敗しない学習法
プログラミング学習では絶対にバグで詰まります。
ほんとにちょっとしたタイプミス・見えない空白で動かなくなります。バカ正直に、課題をゼロから手打ちしたら必ず詰まって挫折します。
ここでは、せっかくの1.8万円を無駄にしないように、バグで挫折しない学習方法を提案します。ちょっと丁寧すぎて面倒でしょうが、丁寧にしないとバグに苦しみますよ。
4講座は合計で1.8万円です。
CCNA・LinuCが1万円だったので、1講座あたりではお得ですが。「プログラムって学習コストかかるなぁ」って思っちゃいますね。
Udemyの講座 | Udemyの買切価格 | |
---|---|---|
Java基礎入門講座 | Java言語の基礎を学び、50~100行ぐらいのプログラムが書けるようになる。 | 3,600円 |
オブジェクト指向講座 | オブジェクト指向プログラムの利点を理解し、クラス(設計図)をインスタンス化する基礎実習をする。 | 4,800円 |
JDBCによるデータベース活用講座 | JavaプログラムからJDBCを使ってデータベースに接続・操作の実習をする。 | 4,800円 |
JavaServletを用いたWebアプリ開発講座 | JavaServlet, Apache TOMCAT, Html, JavaScriptを用いてWebアプリを作る。 | 4,800円 |
Udemyの動画だけではなく、プログラムソースもダウンロードが可能です。
動画時間 | セッション数 | ダウンロードファイル | |
---|---|---|---|
Java基礎入門講座 | 13時間 | 21 | 38個 |
オブジェクト指向講座 | 10時間 | 13 | 19個 |
JDBCによるデータベース活用講座 | 5時間 | 7 | 9個 |
JavaServletを用いたWebアプリ開発講座 | 9.5時間 | 14 | 21個 |
ここで注意点。以下の手順で学習しましょう。
失敗しないプログラミング学習法
- まずは実行環境を整える(解説動画あり)
- ダウンロードしたプログラムを動かす。
- 講座見ながら、ゼロから手作り
最初にお手本で動くのを確認しないと、「自分で作って動かない時」に、「自分が間違っているのか」「実行環境が間違っているのか」が、分からなくなりますからね。
まず動くことを確認してから
ゼロから打ち込もーってことー
Java講座の注意点3 | IT専門先生としての所感
IT専門学校でも、プログラミング授業のアンケート結果は個人差が大きいです。学生によってプログラムへの難易度・理解度・達成感や満足度が違うからです。
ここでは、あなたが講座に満足できるように、最初に知っておいて欲しいことを書きますね。
講座受講におけるチェック点 | IT専門学校の先生視点 |
---|---|
資格取得を目指してはいないことへの理解 | Webアプリを作り切るのが目的です |
4コース受講の必要性の理解 | 専門学校的には適正です むしろ1.8万円では破格の内容です |
絶対にバグでるのでサポート必須 | バグは自分ではなかなか見つけられない ディープな原因の場合もあります |
ダウンロードしたプログラムを動かすだけで終わったら意味ない! | 学生さんがおちいるパターン |
特に2点に注意してください。
- バグっている箇所が分からず、学習が止まる・挫折してしまう
- 内容が難しくなると理解ではなく、お手本を写すだけ・動いた動かないで終わってしまう
プログラミングで大事なことは、自分でやる粘り強さ・自分で解決できない時のサポート体制です。
- 自分でゼロから書いてたくさんの間違いをして、発見した経験をする
- 自分でなかなかバグが見つからないので、自分で探してサポートも受ける
- 不具合の原因が多岐になる場合が多いので、サポートを受ける。
プログラムの学習では、ぜーーーーーーーったいにバグはでます。そして自分ではなかなか見つけられないです。
プログラムの学習をして、「いざ、自分で考えたシステムを作ろう!」としても、なーーーーーーんにも動けないっ学生さんはいーーーーーーーっぱいいます。学習が「動いた動かなかった」に終始して、「本質的な理解」になっていないからです。
よって、初学者の方には、動画のみのUdemy講座は危ないと考えています。高いかもしれませんが、サポート体制のある「ウズウズカレッジ Javaコース」の方をお薦めします。
とはいえ、ゼロから月額はつらいです。Udemyを購入してとりあえず頑張ってみて、聞くべきことを溜めたり、どうしても詰んでしまったりしたら利用してみるってのも良いですね。
モノづくりって
ほんと大変だよねー
プログラムに触れてみたい程度ならProgateの方が豊富で安価
Javaについて「一回だけ学んでみたい」程度なら、Progateさんでもできます。
Udemyの講座 | Progateでの代替サービス | ||
---|---|---|---|
Java基礎入門講座 | 3,600円買切 | Progate無料のJava講座1 | 0円 |
オブジェクト指向講座 | 4,800円買切 | Progate有料のJava講座2~4 | 1,000円月額 |
JDBCによるデータベース活用講座 | 4,800円買切 | Progateにはない。 SQL文ならある | × |
JavaServletを用いたWebアプリ開発講座 | 4,800円買切 | ProgateにJavaではない。 Ruby on Rails, React, Node.jsであり(有料)。 | 1,000円月額 |
ちなみに、私のIT専門学校では授業でProgate実習をしています。Java講座1・HTML+CSS講座・SQL講座で、全て無料でできる範囲だけまでで。
「ちょっと触ってみたい」「ちょっと基礎だけでも体験したい」ぐらいであれば、e-learningの無料部分で充分ですよ。
お世話になってる整体師のにーちゃん
本屋さんでpython立ち読みして挫折してたー
Progateさんには「JavaでWebアプリを作る実習」コースはないですが、「現場で流行っている言語・フレーム」で、Webアプリを作るコースはあります。
- Ruby on Rails 5
- React
- Node.js
ただし、1つもプログラム言語を学んでなかったら、何やってるかわかんなくなります。「指示通りにコピペして動いた!」で終わるパターン。
よく「専門学校でJava習ったけど、会社では使ってない、学校なんて行かなくて良かった!」という方がいますが、間違いです。「プログラム学ぶ前からReactとかやってみろよ」って思います。
「現場で使われている開発」をするには
どうしても基礎の学習経験は必要だよねー
全てを演習するには月額1000円が必要なので、まずは「無料で予習をして、有料部分だけ残した状態で1ヶ月課金」すると良いですよ。
以下の記事に、なるべく1~2ヶ月の課金で満足する学習をする戦略を書きましたのドーゾ!
ぼくも課金して
React全部やりましたー
Udemy Java講座のまとめ | 1つの経験としてはアリ
以上のように注意点まみれになってしまいましたが、満足・不満がよく分かれる学習内容でしたので、ごめんなさいでした。
あなたにお薦めの勉強はどれ?
- プログラム言語の基礎軽く学んでみたいなら、Progate(無料)
- WebアプリをJava関連で作ってみたいなら、Udemy Java講座(4講座1.8万円)
- Webアプリを流行りの技術で作りたいなら、Progate(月額1,000円)
- 頻発するバグ・挫折防止のサポートが欲しいなら、ウズウズカレッジ Javaコース(月額4.4万円)
じゃ またー